お風呂上がりに「タオルでゴシゴシ」は危険! 髪と頭皮を守る正しいドライ方法とは

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お風呂上がり、髪を早く乾かしたいあまりにバスタオルでゴシゴシと拭いていませんか? 一見スッキリして気持ち良いこの行為、実は髪や頭皮に大きな負担をかけ、抜け毛や薄毛の原因になることがあります。美容外科医の近藤惣一郎先生が、髪を傷めない正しい乾かし方について解説します。

髪が濡れている状態では、表面の「キューティクル」が開き、非常にデリケートな状態になっています。このときに強い摩擦を与えると、キューティクルがはがれ、二度と元には戻りません。キューティクルが損傷すると内部の水分や栄養が失われ、髪がパサつき、枝毛や切れ毛、ツヤの低下などが起こりやすくなります。

さらに、タオルでゴシゴシ拭くと頭皮にも細かい傷がつき、かゆみや炎症、フケの原因となることがあります。爪を立ててしまうと傷口から雑菌が入り、抜け毛や薄毛のリスクが高まる場合もあるのです。濡れた頭皮は冷えやすいため、血行が悪化し、髪の成長に必要な栄養が届きにくくなるという悪循環も。

髪と頭皮を健やかに保つためには、「こすらず、優しく水分を取る」ことがポイントです。以下のステップで、正しい乾かし方を実践してみましょう。

【ステップ1:やさしくタオルドライ】 まず、髪全体の水気を両手で軽く押さえて絞ります。その後、タオルを頭にかぶせ、指の腹で軽く押したり、ポンポンとたたくようにして水分を吸い取ります。毛先はタオルで挟み、スライドさせずに軽くたたくようにして水分を取ります。吸水性の高いタオルを使えば、摩擦を減らしながら効率的に水分を除去できます。

【ステップ2:ドライヤー前の準備】 ドライヤーを使う前に、洗い流さないトリートメントやヘアオイルを毛先中心に塗布し、熱によるダメージを防ぎます。その後、手ぐしや目の粗いコームで髪を整え、絡まりを解きます。

【ステップ3:ドライヤーで根元から乾かす】 髪を乾かすときは、まず頭皮と根元からスタート。髪から15〜20センチ離した位置でドライヤーを動かしながら風を当てます。熱を一点に集中させないように注意し、次に中間から毛先へと風を流します。キューティクルの方向に沿って上から下に乾かすことで、髪の表面が整い、ツヤが出やすくなります。

【ステップ4:冷風で仕上げ】 全体が8〜9割乾いたら、冷風を当てて仕上げましょう。これにより開いていたキューティクルが引き締まり、髪内部の水分と栄養が閉じ込められ、自然なツヤと手触りを保つことができます。

正しい乾かし方を意識するだけで、髪のダメージを大幅に減らすことができます。お風呂上がりにタオルでゴシゴシする習慣をやめ、優しくケアすることで、ハリとツヤのある美しい髪を長く保つことができるでしょう。

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